おすすめできる介護用品の傾向です

「介護用品」は、介護が必要な方が、なるべく自分の力を活用して自立した生活ができるような機能を持ったものや快適に生活できるよう工夫されたものと、実際に介助を行う方の介護負担を軽減させてくれるものなどがあります。平成12年に介護保険法が施行されてから、16年以上が経過しましたが、利用者の生活スタイルや症状、介護サービスの形態などもめまぐるしく変化しています。専門のメーカーでは、実際に介護現場で利用されている製品を、介護を受けている方や施設、事業所の介護職員に聞き取り、モニタリングやアンケート調査を行い、データ集計して日々新しい機能を持った快適に過ごせるための用品を開発しています。ここでは、おすすめできる用品についてご紹介したいと思います。

利用者が自立して生活するための用品

介護が必要になる原因は、加齢により筋力が低下し転倒などによるケガや脳梗塞などの病気によるもの、生まれたときから障がいがある方など人それぞれです。マヒなどで体が思うように動かない人のためにも介護用品は存在します。代表的なものとして、車いすがあります。現在の車いすは、座り移る移乗動作の際に、転落、転倒の危険性がないように、できるだけベッドやいすに近づける形状になっています。具体的には、車いすのステップ(足を置く部分)が、ツマミをひとつ操作するだけで動かすことができ、邪魔にならないようになっています。また、お尻を滑らせるだけで、移乗動作が行えるようスライディングボードが出てくるものなどもあります。これにより、ベッドで休むときやトイレで排泄することが、人の手を借りなくてもできるようになります。

介護者が体を痛めないための用品

実際に介護を行う方は、前かがみや無理な体勢になることが多く、腰などを痛めてしまうことが多いです。介護する方が体を痛めてしまっては、十分な介護を提供することができず、利用者の不利益にもつながってしまいます。具体的には、おむつ交換時に、腰を痛めてしまうケースが多いです。これは、両者の高さが合っていないことにより、介護者が無理に前かがみになるためです。現在の介護ベッドは、リモコン操作で簡単にベッド自体を上げ下げすることができ、腰に負担がかからない配慮がされています。また、要介護者の体を右や左に移動させながら行うおむつ交換は、片手で押さえながら、もう片手で介助するなど不便な面があります。体位交換をサポートするベルトがあれば、要介護者の体を安定させて動かすことができ、介護者も両手が使えますので、おすすめです。